やわ肌は君がためにあらず
いつもは陰鬱に毎日を綴るのだけれど、今日は趣向を変えて最近のわたしのスキンケア事情についてまとめてみよう。
というのも、以前のこの時期はすこぶる乾燥でガサガサしたり肌の悩みが多かったのだけれど、最近は割と調子がいいので忘備録的に。
スキンケアのスタンスとしては一点だけ。
持続可能なスキンケアしかやらない、ということ。
背伸びして高い化粧品を使って肌質が良くなっても、それが続けられずに戻ったらあまり意味がないので、まずは自分の手に届く範囲から続けられるような工夫をしていく。
もちろん場合に応じてのスペシャルなものも必要だけどまぁそれはそれとして。
①クレンジング
わたしはここにはわりと贅沢をし、THREEのオイルクレンジングを使用中。
値ははるけれども、香りの良さと肌に合い乾燥したりつっぱったりメイクが落ちなかったりということがないのでこれで固定(二本目)。
ちなみにイセタンミラーとかで売っているクレンジングオイル+洗顔料(ミニサイズ)+パック三枚セットがお得なのでこればかり買っている。
②洗顔
上で買いたセットに入っているチューブタイプの洗顔料。
洗い上がりはさっぱりだけど、ツッパリ感はない。
セットに入っているのでミニサイズだ
けれども、少量でネットを使えばかなり泡立つので、オイル一本使い切るのと同じくらいに使い終わるコスパの良さ。
一応現品で一本買ってあるのだけれど、ミニサイズが使い終わらないので今のところ出番なしという嬉しい悲鳴。
③オイル
最近ハマっている今年のベストコスメ候補なのだけど、これは侮れない。
わたしは主に化粧水の前に使っている。
べたつくとかにきび?とかで敬遠してたのだけど、決してそんなことはなく超万能でこれからの季節手放せない。
使っているのは主に二つで、気分で使い分け。
一つ目は無印良品のスイートアーモンドオイル。
無印はとにかくオイルが安く揃っているけれど、なぜアーモンドオイルかというと、安かったから。
他のオイルに比べて手に取りやすい価格。
で、買うのは一番小さいサイズ。
極少量しか使わないからすごく持つ。
もう一つはオーストラリアで見つけていいなと思ったホホバオイル。
一度虫刺され後の赤くなった腕につけたら一日でおさまって、これは効くと確信したもの。
主に肌トラブルが起こりそうなときに使っている。
使い方はめんどくさがりなので、オイルを薄く手に伸ばし顔全体につける。
皮脂が出やすいおでこや鼻も気持ち薄めで気にせずつける。
量が気になったらティッシュオフ、以上!
十秒でできるので、忙しかったり疲れてるときでも続けられている。
④安いパック
これはもう勧めたい。
安い、ということが重要。
なぜなら毎日使うから。
下手に高いのは(一枚100円とか)スペシャルなときに使いましょう。
継続こそが命であるので。
ルルルンシリーズは最近よく見るのだけれど、使い勝手とコスパがよいのでオススメ。
毎日お風呂上がりのオイルのあとに20〜40分くらいつけて過ごす。
付けてる間はテレビを見たり、ぼーっとしたり、家事をしたり、わりと張り付いてくれるので大抵のことはできる。
剥がしたパックはまだ美容液がたくさんあるのでデコルテ〜腕を拭くように塗る。
このおかげで二の腕のブツブツがなくなり、デコルテの手触りが良くなったのは声を大にしていいたい!
ついで美容がちょうどいい。
⑤その他
パックの後は乳液やら美容液を塗る。
その日の気分で一つ選ぶ感じ。
最近はルルルンの生パックか無印良品の乳液。
肌の潤いを感じられて幸せになれる、気がする。
結論
継続可能なスキンケアで何が大事かというと、保湿。
もちろん肌の乾燥や荒れが落ち着いたのはあるのだけど、もう一つ思わぬ効果を産んだのは次の機会に。
陰鬱な日常の合間にまた書こう。
万有引力とは引きあう孤独の力
電車を三本見送って帰る。
生き急いでないからって笑えるくらいの疲れを感じながら毎日が簡単に終わっていく。
人類は小さな球の上で
眠り起きそして働きときどき火星に仲間をほしがったりする
谷川俊太郎「二十億光年の孤独」
火星に水が見つかったって。
そしたらほんとうにときどき火星に仲間をほしがったりできてしまうかもね。
わたしたちは惑星軌道のように眠り起きそして働きまた眠り、くるくるくるくる代わり映えのない毎日を少しずつ移動している。
ルーティンということはもしかしたら幸せなことかもしれない。
もしも火星人がいたら地球にはたくさんあるという水に浮かぶと気持ちいいことを教えたい。
わたしたちは金星人じゃないから、いつも近くのものを慈しむことができない。
慈しみたい気持ちを持ちながら遠ざかるのも、近づきすぎて身を焦がすのも星の業なのかな。
小さな星空を手に今日もわたしはネリリしキルルしハララする。
簡単に惹かれあおう。
明日には遠ざかろう。
だから今夜くらいは手をつないで眠ろう。
永遠にハララしようよ 遠ざかる手だけ握った夜を呑み込み
ぷかぷか浮かぶ
高校三年生のわたしはGO!GO!7188の神様のヒマ潰しを日課のように聴いていた。
真夜中のサイレン
八月の曇天
夏が終わる。
夏の終わりはいつも夏の死のような気がする。
昔は学校のプールの肌寒さとか、校庭を飛ぶトンボとか、夜の庭の虫の声とか、宿題早くやりなさいよっていうおばあちゃんの声だとかで、ああもうおわりかなんて思っていたけれど、今はなんとなくカレンダーと業務と肌心地だけで感じる。
夏って終わってみるとあっという間だったんだな。
今年はスイカもたくさん食べたし、夏がおわりだねって言える人もいるからまあよし。
現在は真夜中の行く当てのない大学生のように、都会の雑多なマクドナルドのかたすみでお送りしています。
八月の終わりの曇天だから、真っ白な雲みたいなmameのワンピースを着て、空気の悪い街に埋まらないように。
ここ最近はたくさん本を読んだ。
一日四冊ペース。
川上未映子 『きみは赤ちゃん』
いとうせいこう『想像ラジオ』
山田詠美『放課後の音符』
西川美和『永い言い訳』
伊坂幸太郎『仙台ぐらし』
綿矢りさ『勝手に震えてろ』
柳広司『ジョーカー・ゲーム』『ダブル・ジョーカー』『パラダイス・ロスト』『ラスト・ワルツ』
インプットを欲しがる。
あと読書感想文が昔から苦手で、(感想はおもしろい、いまいち程度)書けないのだけど、『きみは赤ちゃん』を読んで出産の不安に慄いたりした。
そういえばわたしの小さい頃から行きつけだった地元の本屋は、地震ですごいことになっていたけれど、今は隣にカフェもでき文字通り復興していた。
わたしに読まれたことばたちはどこにいくのだろう。
わたしが読みたいことばたちはどこにいるんだろう。
夏が終わるみたいに、わたしが終わるときに一緒に消えてしまうことばをおもう。
ケミカルな舌を見せ合い笑ってた夏の終わりはいつも曇天
たくさん星をつけてあげよう
物欲は果てしなく、でもそれを感じられるうちはわりと元気なのじゃないかなっておもう。
まだまだ夏の暑さは続くけれど、気持ちは秋冬の服を楽しみにしている。
早く分厚いストールにブーツにワンピースを着て、あの人と雪の夜を歩いてみたい。
◯靴
今までは完全に女子大生のモテ服扱いをしていて入りにくかったsnidelが侮れなくて、今日なんて地元のお店を物色などした。
前のブログのタイトルが黒い靴でワルツをだけあって、黒い靴ばっかりだったけど、この秋冬はテキスタイルが面白いのがいい。
暗い色が多い服の中でもバランスが取れるし。
個人的にはした二つがアツいかな。
前が厚いほうがヒール高くても歩きやすいし足疲れないし。
懸念事項は普段履くよりも高い靴だから安定性がどうかな。
とにもかくにも今一番気になる靴。
◯アウター
今季は絶対にコートを買う。
イメージはあって、丈が長め(膝くらい)のシンプルな形、色は黒かネイビーのような濃い色。
そして真冬でも大丈夫なくらいの厚さ。
これからしばらくはこれで大丈夫っていうコートにめぐりあいたい。
中は軽やかなワンピースを一枚で着るんだ。
あとは使う時期が限られるけどポンチョや厚手のストールをさらりと纏うのもよい。
秋の空気が待ち遠しい。
◯鞄
春夏がリュックみたいなカジュアルなバッグばっかりだったので、この秋冬はちょっと淑やかな、遊び心のあるようなものを欲す。
ついつい荷物が多くなってしまうから、こういう小さいやつに憧れる。
財布とiPhoneと口紅一つだけ入れてどこかへ、みたいな。
◯mame
今季はワンピース二着を手に入れわりと満足している。
あとはざっくりとしたニットくらいなあ。
ほんとうのこというと今季よりも去年の秋冬のが好みで、欲しいニットもどちらかというと去年の秋冬の。
どこかで縁があったら迷わず手に入れたい。
ワンピースたちも今季の写真のものたちは縁を見つけてわたしのものにしたい。
今季の悔やまれる点はボックスシルエットワンピースが黒と朱色じゃなくて、黒と今季の青なら迷わず青を買っていたということ…。(朱色にする勇気はないので黒にした)
この秋も冬も何を纏って生きようか。
ただよう身体
わたしは現在特に子供を身ごもっていない。
だからわたしの身体はわたしだけのものだ。
まぶたに青いシャドウを乗せても、くちびるを真っ赤に色付けても、黒いワンピースを着ても、細いヒールの靴を履いても。
わたしはわたしを彩るときに、とても自由を感じる。
誰のためでも、何のためでもない。
めんどくさいことさえも受け入れてくれる人を愛する。
わたしのだめなところを厭わないでほしい。
いつかそういうことを許してくれるならわたしはきっとなんでも認めるんだろうな。
誰のためでもない身体を持ちながら、誰かのものになってしまいたい矛盾を抱えて、わたしは今日も爪に色を塗る。
はやく攫ってくれ。
幾たびも掴み損ねた夕暮れの爪であなたの袖握る床